臨床検査部
部門別紹介
免疫学的検査にようこそ
免疫学的検査では、各種感染症の検査を専用機又は用手法で実施しております。その他に腫瘍マーカー、BNP、ペプシノーゲン、内分泌機能の検査も行っております。
【自動分析装置を使用して行う検査】
肝炎検査 | HBs抗原定量 | B型肝炎の診断・経過観察。 輸血後肝炎、母子感染、院内感染の予防上有用。 |
HBs抗体定量 | B型肝炎の経過観察。 ワクチン接種後の効果判定。 |
|
HCV抗体 | C型肝炎の診断。非A非B型肝炎の型別診断。 C型肝炎の病態や予後の把握、治療効果の判定。輸血血液のスクリーニング。 |
|
腫瘍マーカー | PSA | 前立腺癌の診断や治療経過の観察上有用。 |
CEA | 腫瘍全般とくに大腸癌の診断指標として有用。 | |
AFP | 原発性肝癌における診断、経過、治療効果などに有用。 異常妊娠や胎児管理の指標。 |
|
ペプシノゲン | PGⅠ/Ⅱ | 胃粘液の変性を反映し、胃液腺・胃粘膜の状態を推測する事が可能。消化性潰瘍の再発・難治の指標として有用。 |
内分泌機能 | BNP | 心不全の病態の診断又は、把握に有用。 |
HTLV関連 | HTLV1 HIV |
成人T細胞性白血病(ATL)とミエロパチーの診断。 後天性免疫不全症候群(AIDS)の病因ウイルスの決定、診断上重要。 |
【用手法にて行う主な検査】
肝炎検査 | HBs抗原定性 | HBVの感染の有無を知るうえで重要。 B型肝炎の診断、輸血血液のスクリーニング。 |
HBs抗体定性 | HBVの感染の既往を知るうえで重要。 B型肝炎の経過観察、医療従事者の健康管理及び感染予後管理として有用。 |
|
ウイルス 学的検査 (抗体検査) |
風疹HI | 月・木に実施しています。 発熱・リンパ節腫瘍・発疹の主徴とする小児急性発疹症の原因ウイルスの決定。 妊娠早期の感染による先天性風疹症候群(CRS)児の危険性を知るうえで重要。 |
梅毒検査 | 梅毒血清反応定性・定量(STS) | 梅毒感染症の診断。梅毒に対する鋭敏性が高く、スクリーニング検査として重要。 治療経過観察(治癒すると陰性化する)。生物学的偽陽性があるので、TPHA、FTA-ABS等と合わせて判定する。 |
その他 感染症検査 |
マイコプラズマ | マイコプラズマ肺炎の診断。 |
寒冷凝集反応 | マイコプラズマ肺炎の診断補助。 低温で自己血球を凝集させる抗体のため、血液型検査は判定などに際に注意。 |
|
インフルエンザ ウイルス検査 |
かぜ症候群の病原ウイルスとして重要。当センターでは、イムノクロマト法にて実施。 ワクチン接種後の状況、現在の感染を見たい時はHI法(外部委託)がよい。 |
【結果報告について】
通常依頼の報告は、基本的には依頼日の翌日とさせて頂きます。